初期の抜毛症と我慢
髪の毛や眉毛、ひげ等を抜く事が止められなくなってしまうのが抜毛症ですが、それがひどくなってくると、強迫性障害やその他の精神疾患に移行しやすくなります。
自分は中学ぐらいから症状が出ましたが、強迫の方が少し先だった記憶があります。
一般的には抜毛の方が先に起きると思われますし、そこで苦しんでいる方が多いのですが、女性の方が比率的には多いのでは?と思っています。
さらには中学から高校の間から始まったり、勉強中に沢山抜いてしまったりと、ストレスと言うよりは、何かに集中している時に起こるイメージだと思うのです。
自分も学校や家の勉強時に良く抜いてしまい、逆にそれが勉強の効率を上げているような感じで、ジレンマがありました。
ただ、個人的に思ったのは、抜毛症は初期であるならば我慢が一番手軽で手っ取り早く抑えられるという事を実感しました。
そこで止める事に慣れればうまく治せる可能性があると思うのです。初期の方は心がけてみて欲しいと思います。
慣れが一番の悪化
この抜毛症は慣れてしまうのが一番問題ではないかと思っています。
例えば人に知られてしまうまでは非常に我慢をしたり、何とか食い止めたりしやすいのですが、友達や両親に知られ、安心してしまうと我慢が効かなくなり、どんどん抜いてしまいます。
ある意味ツイッターやSNSなどで同じ状況の人と出会ってしまうと、そこで緊張の糸は切れてしまい直らなくなってしまう可能性があるかも知れません。
自分の場合、眉毛やまつげ、もみ上げの毛を抜いてしまっていましたが、床屋さんに行くには伸ばさなければならないとの思いで我慢をし、症状はある程度止まりました。
強迫性障害と違って、しなければ気がすまないと言う訳でなく、すると気分が良くなるというイメージなので、どちらかと言えば我慢はしやすいと思うのです。
ですから、まだ初期の場合で、人に知られていない場合は、思い切って我慢をしてみると言うのも手だと思います。
親にうるさく止められているのは実は良い
抜くのやめなさい!と親にうるさく言われてイライラしちゃう場合も多いと思いますが、実はその方が悪化しづらいと考えています。
怒られてしまう嫌な感じと、抜く前に行動が止まる事によって強制的な我慢が行える訳です。
多分ですが、悪化してしまう方は自分の部屋にいたり、一人でいる時に抜いてしまったりするのではないでしょうか?外部からのブレーキがない場合、衝動を止めるのは難しく、「まあいいか!」と思っちゃう。少しなら平気と思っているのですが、実は延々と続いてしまうのが抜毛症!
おそらく、大丈夫だろうという脳の動きになってしまい、正しい判断ができない状態になっているのでしょうね。これが強迫性障害やうつ病などに続いていってしまう要因になるのではないでしょうか?
長年続いてしまうと中々我慢は効きませんが、初期の方は気にかけてみてはいかがでしょうか?
以上です。
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