強迫と抜毛の日々?

強迫性障害や抜毛症をほぼ自分なりに克服した方法などを綴ったブログです。

機能性低血糖症と強迫性障害

セロトニンが少なくなって起きると言われる精神疾患でうつ病や強迫性障害がありますが、甘い物などの糖分を大量に欲しくなってしまう場合があります。

自分もこれはかなり覚えがあって、甘い菓子パンやスイーツにシロップをタップリ入れたコーヒーを合わせ流し込む!そんな日が結構ありました。

 

セロトニンを増やす為にトリプトファンを脳に送り込む必要がありますが、糖分を摂取する事によって分泌されるインスリンによって助けられる訳です。

ですから過度に糖質を摂取したくなる訳です。

機能性低血糖症と強迫性障害

眠気がすごい

セロトニンを増やす為に糖分をせっせと摂っても結局は良い結果にはならない事が多いのです。

糖分の摂りすぎでは体や脳に炎症が起きると言われますが、同時に起き易いのが機能性低血糖症と呼ばれる症状です。

 

これは、血中の糖分を下げる為にインスリンが出てくるのですが、あまりにも糖が多いので過剰に下げてしまい悪化すると、ちょっとしか甘い物を食べて無くても過剰にインスリンが分泌され常に血糖値が下がっている状態になる訳です。下がりすぎると脳のエネルギーが少なくなる為眠くなってしまうようです。

甘い物を一気に食べ過ぎると急に眠たくなって、あっという間に気を失うほど寝てしまう。そんな事はありませんか?

 

このような状態は機能性低血糖症の可能性が高いと思います。これが酷くなってくると、炭水化物のお米や麺類を食べただけでも眠くなってしまうのです。

それだけならまだいいのですが、他にも問題は多く起きます。

血糖値低下によりやる気が無くなる

これはかなり問題で、仕事や勉強をやらなくてはいけないのに意欲がまったくわかず、頭も重い状態。体の動きも鈍くなります。

まだ体を動かす作業なら良いのですが、頭の中で計算をしたり文章を考えるような事が上手くできなくなり、全然浮かんで来なくなります。

それに伴い集中力も格段に落ち何かを始めた途端にやる気が無くなってしまう。そのようなことが繰り返されていきます。

強迫観念の悪化

血糖値が極端に下がる事によりアドレナリンやコルチゾールが分泌されていきますので、結果的にセロトニンが減らされ且つ神経もダメージを受ける事が予想されます。

すると当然不安などが抑えられなくなるので強迫観念の悪化やうつ病などにも発展するでしょう。

 

低GI食品などを食べ血糖値の急激な上昇を防いでいく事も精神疾患には有効だと思う訳です。一般的に砂糖の摂り過ぎが精神疾患に関係していると言われるのはこの機能性低血糖症が関係しているからだと思います。

機能性低血糖症の対処や治し方

では実際になってしまった時に自分が行った方法を述べていきたいと思います。

砂糖を控える

甘い物など糖分の高い物を控えるようにしてたんぱく質や野菜などを多く食べるようにする事で、血糖値を緩やかに上げる様に心掛けます。

 

低GI食品を多く食べるようにすれば、血糖値の急な上昇が抑えられるのでかなりおすすめ!ただ、炭水化物を一気に抜いてしまうと頭痛が起きたり体がフラフラして、結局は通常の低血糖に落ちってしまうので、多少は摂らないといけません。

 

個人的には卵を中心に鯖の水煮缶などでたんぱく質を補給、キャベツやもやしなどの野菜も食べました。このあたりは値段が安いので比較的続けやすいと思います。

ジャガイモやかぼちゃなどは糖分が高いので食べすぎには注意です。

運動と筋肉をつける

食後に軽い運動をする事で吸収した糖分をエネルギーとして消費する為血糖値が下がります。これでインスリンの過度な分泌が防げます。個人的にはウォーキングやラジオ体操など軽く体を動かすだけでもかなり効果を感じました。

 

筋肉が少ない状態だと糖が筋肉のエネルギーとしてあまり消費されず血糖値が下がりません。ですから適度な筋肉量を保つ事が血糖を保つポイントになります。

 

強迫性障害だけでなく抜毛症でもうつ病でもストレス過多の場合、コルチゾールのせいで筋肉が少ない状態が考えられます。その場合は抗酸化や抗炎症の食べ物やビタミンを摂取しながら軽いストレッチ、体操などから始めてみるのも良いと思います。

 

一気に筋肉を増やそうと筋トレなどをやり過ぎると、それ自体がストレスとなるので逆効果になりえます。自分も同じ様になり強迫観念が増えてしまいました。

まとめ
  • 砂糖を摂り過ぎない
  • 低GI食品を食べる
  • 運動と筋肉に気を使う

以上の事に気を使う事で機能性低血糖症の予防や回復を望めます。そして強迫性障害などの悪化も防げますので、頭に入れつつ食事を摂るといいと思います。

 

酷くなると、パンとお団子だけであっという間に眠くなっちゃいますので怖いですね。

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