強迫と抜毛の日々?

強迫性障害や抜毛症をほぼ自分なりに克服した方法などを綴ったブログです。

強迫性障害とシンプルライフとミニマリスト

少し前から良く聞くシンプルライフやミニマリスト。

 

無駄な物を持たずなるべくシンプルな生活を送るという生き方が魅力な訳ですが、よくよく聞いてみると分かってくる事実があるんですよ。

それは一体どういう事かといいますと、ストレスで苦しんだ方が多いという事。実際に話で聞いたり、ブログで書いている人がいたり、一見無駄を無くす暮らしが目的に見えて、実は仕事や人間関係などでストレスを抱えていたり、うつ病経験者だったりします。

 

余計な物を無くして部屋を綺麗に保つと運も良くなると言いますから、基本的には素晴らしい事なんですが、精神疾患からのシンプルライフやミニマリストだとストレスから逃げる為の手段になっていると言うことなんです。

 

ストレスフリーの生活は心の安定に繋がり、穏やかに暮らせるので個人的にも好きなんですが、ストレスから逃げる為の手段とするとあまりお勧めできないと思うのです。

物を少なくする事で実際になぜストレスが減るのか?

個人的に考えるのが

  • 不完全恐怖
  • 不潔恐怖

などが該当しそうな気がします。

 

例えば、物に対する完璧な願望。お気に入りの品物が古くなったり傷が付いたりすることによって非常に気になってきたり、物がある事によりどこに置いてしまったのか?捨ててしまった後の後悔や心配感。この悩みを解消するにはそもそも物を持っていなければ起きない。

それがシンプルライフを行う理由にもなるでしょう。

 

さらには物が少なければ触る量も回数も減るでしょうから不潔に対しての悩みも減る訳です。

しかし、結局は一時的な対処に他ならないので他の強迫観念に移行してしまったり、残った物により強い完全を求めてしまいます。

 

以前自分も強迫観念が強く出ていた時に、お気に入りの服に汚れや傷がつくと気になってしまい、同じ物を買ってしまうという事がありました。

確かにこのような観念で悩むなら物を減らした方が悩みは減りそうですが、結局は残った服を気にしていましたからね。

 

そして調子が良くなるにつれ物が多かろうが少なかろうが気にならず、欲しい物は買えばいいし、いらないものは捨てれば良い。ナチュラルに考える事ができてきたのです。

不思議だけれど本当の話。


もし、強迫性障害やうつ病など不安が強く出てしまう状態の方がそれを解消する為にシンプルライフやミニマリストを目指すなら、先に病気の改善を優先してみると良いかも知れませんよ。

 

まあ、物が多すぎて捨てられないよりは少ない方が綺麗でいいかもしれませんね!